Q.いい姿勢とは?
A. いい姿勢とは、生理彎曲がある姿勢です。
背骨には、3つの彎曲があります。
・首のカーブ(頸椎前彎半径約17cm)
・背中のカーブ(胸椎後彎半径約32〜33cm)
・腰のカーブ(腰椎前彎19〜24cm)
真横から見たとき、この3つで、S字のカーブを描いています。
このカーブは、人間が立っている状態での大切な条件になります。
生理彎曲(S字カーブ)は、以下のような役割をし、
腰などにかかる負担を逃がすというとても重要な役割を担っています。
1.重力の分散
2.前後のバランス
3.姿勢の維持
この、生理彎曲を維持している人は、S字型がバネの役割をし、
腰への負担を軽くしています。
背骨がまっすぐだと、体重や振動が、そのまま骨盤に伝わり、
腰を悪くする原因になることが多いようです。
Q.毎朝、起きあがる時に腰が痛いのはなぜ?
A.寝ているときの姿勢が悪いのでしょう。
人間の背骨には、生理彎曲あります。
この姿勢を守った状態で寝ると、朝、起きたときに腰が痛いということはないはずです。
しかし、寝具が柔らかいと、腰が沈んでしまい、軽い中腰状態で寝てしまうことになるので、
腰がつらくて、つい横向きで寝てしまいがちです。
それでも、寝てしまえば、そのうち熟睡し、筋肉、お緩み
それが一番安定しやすい状態になります。
胸を押さえない(呼吸が苦しくなるから)仰向けで寝る方が熟睡できます。
だから、もし、仰向けで寝ている時間帯が無いと、熟睡が出来ていない可能性が高いです。
そして、熟睡が出来ていれば、腰が曲がった状態で寝ている可能性が高いと言えます。
寝具は、腰が沈まないように出来るだけ堅くしてください。
しかし、堅すぎると、逆に、腰が沈みます。背中とお尻を結んだ線から腰は引っ込んでいるのが正しい姿勢ですから。
なので、背中とお尻が沈んで、腰が残るような弾力性が一番腰や体に負担がかからないんです。
では、低反発のマットレスはどうでしょうか?
残念ながら、低反発は、じっくり沈んでくれる、柔らかい素材なので、
体を支えて綺麗な姿勢を作ってくれるわけではありません。
なので、あまりお勧めはできません。
1日の3分の2の時間は背骨は立っていますから、せめて横に なって寝るときには、椎間板を積極的にゆるめることが出来れば、背骨のクッションが柔らかくなって、体を動かし易くなります。
出来るだけ、良い就寝環境を自分の体に与えてあげたいものですよね。
人生の3分の1は、お布団の中で生活しているんですから。
ヘルシーラインは、お奨めの寝具です。
Q.肩こり対策は?
A..まずは、枕の高さに注意しましょう。
枕は、首の部分が高く、頭部が低いものが良いです。
一番良くないのは、頭に高い枕をすることで、猫背・肩こりを作ることにもなります。
自分で、首をバキバキ鳴らしていませんか?
むやみにやると、首を痛めることも、更には悪化させる場合もあります。
良い姿勢を心がけましょう。
大抵は、姿勢の悪さが首に負担をかけます。
理想的な熟睡ができるゆめ枕をお奨めします。
Q.肩こりはどうして起こるの?
A.肩こりの原因は、精神的なものと解剖学的なものが考えられますが、
解剖学的には、血の流れが悪いことが原因と考えられています。
血の流れが悪いと言うことは、筋肉が正常に動いていないことから起こります。
筋肉が呈上に動けば、緊張と弛緩を繰り返すことができ、
血の流れも良いはずです。
肩こりを訴えている筋肉は、頭を支えている首から肩にかけての筋肉です。
通常、肩の上に頭が載っていますが、姿勢の悪さなどから、
肩より前に出てしまった時には、頭が前にぶら下がらないように支えてくれています。
一時的にでも肩の上に戻そうと筋肉はがんばりますが、
ずっと自分の意識を集中させて生活することは不可能に近く、
その結果、頭が戻らない状態が続くようになり、筋肉の緊張も続き、
肩のこりとして、感じるようになります。
そのために、まずは、首の関節を(必要であれば施術を行い)動かすことで、
筋肉の緊張をゆるめることが大切です。
正しい枕の選択と使用方法も 非常に大事な要素です。
Q.四十肩(五十肩)ってあるのですか?
A.肩の関節(肩関節)や、その周りの筋肉が正常な動きができなくなった状態と考えられます。
筋肉の緊張をとり、関節の動きを正常な動きができるようにしてあげれば
腕も正常に動くようになります。
Q.痛みとはどうして起こるの?
A.背骨の中には、脳からの命令を伝えたり、体の状態を脳に知らせる
脊髄神経とう大事な神経が通っています。
脊髄神経は、脊柱から身体の各部へ繋がっていて、それぞれの神経が、
それぞれ支配する筋肉等が決まっています。
脊髄神経は、支配している皮膚などから情報をとらえ、
脊髄から脳へ感覚情報を送り返す大切な役割を果たしています。
神経経路に何らかの問題が発生すれば、その神経が支配している場所に
感覚異常や運動機能障害が生じます。
なので、ある体の場所に痛みやしびれがあっても、
必ずしもその場所に問題があるとは限りません。
多くの場合、神経経路に問題があります。
一般的に、脊椎に歪みが発生すると、神経の圧迫などが起こってしまいます。
その他にも、筋肉の緊張や、歪んだ身体による動作によって神経を圧迫する場合も考えられます。
Q.肩の高さの違いは何か問題ありますか?
A.健康な体は、すべてが対称になっています。
肩の高さに違いがある場合、骨格の歪みなどが考えられます。
放っておくと腰痛・肩こりなどを発生する場合もあります。
Q.ぎっくり腰は、なぜ凄く痛いんですか?
A. 普段、真っ直ぐに立っているときには、腰の骨は重力によって安定した状態を保つように出来ています。
しかし、腰が前後に動く運動(後ろに反ったり前に屈んだり)をすると、腰の骨は、非常に不安定な状態になります。
その時は、外部からの力や、ちょっとした体のひねりに対して抵抗がしにくい状態になります。
そんなときに、外部からの力や、体のひねりの力を受け、
腰の骨の関節が引っかかり、急に止まってしまう状態が出来てしまいます。
その引っかかったところに、体を動かそうという力が入るので、
強い炎症ができ、動くこともままならない状態になってしまいます。
Q.便秘もよくなりますか?
A.便秘の原因として、一般的に数えられているのは、以下のような事です。
・腸の長さ
・食物繊維の不足
・悪玉腸内細菌
・運動不足
しかし、骨のずれからも便秘になることも考えられます。
腰などの骨がずれることで、神経の通りが弱くなり、
大腸の動きが弱くなれば、きちんと排便ができなくても不思議ではありません。
Q.O脚は改善できますか?
A、O脚は、立った状態で踵を閉じた時に、両膝に隙間が出来ることをいいます。
内転筋群が弱くなれば、膝が開きやすくなるので、内転筋群を鍛えないといけないでしょう。
しかし、骨盤が、前にせり出すように歪んでいたら、
股関節が外側に広がるようにずれてきます。
すると、膝は外側に向こうとするだけでなく、広がろうとします。
これが「がに股」の原因ともいえるでしょう。
身体全体のバランスを取りながら、骨盤の歪みを矯正していけば、
改善の可能性が出てくるでしょう。
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